2016年5月19日木曜日

雨の滴る青もみじ 愛でて

皆様。こんにちは。

いきなり真夏のような暑さになりましたが、
いかがお過ごしでしょうか。
私の場合、ようやく衣替えをして準備万端!!
と思って出社してみたら・・・
寒くて震える。。。あれ?

冷房ガンガンつけてるわけではないのです。
何もつけてないのに寒くて寒くて、家から持参の水筒(中身は白湯)がガンガン減ります。

先輩方曰く、
「外と中の気温が著しく違う時期がなぜかある!!」
そうで、
現在光村の建物内はその時期のようです。

外は真夏。中は4月くらい?。
半袖になるのはまだ早い!!


さて、そうは言ってもそろそろ梅雨の時期なわけで。
沖縄の奄美が梅雨入りしたそうですし。
やっぱり早めにご紹介すべきものなわけで。
桜の二の舞にならぬように、動き出さねばならぬわけで。

今日は数週間分を取り戻すかのように2冊ご紹介いたします。

まずはこちら・・・
『雨色の京都』写真:水野克比古先生
雨の京都の写真に和歌、漢詩、物語の一節などを添えた写真集になっています。
簡単な解説も付いているので、古文や漢詩が読めなくても大丈夫です。
古都の雨景色に情緒を感じる一冊で、これからの季節にピッタリです。

とはいえ、
実際は、雨が降ると通勤通学も大変ですし、
雨を眺めて楽しむなんてなかなかできないのが現実ですよね。
せっかく気温が暖かくなっても雨が降ると濡れて冷えたり、
洗濯物が部屋干しになり、
外に出る度服が濡れて情緒も何もあったもんではありません。

しかし、だからこそ、
雨の降る景色に情緒を感じる瞬間を持つのはどうでしょう。
現代は幸いにもレイングッズも豊富です!!
(私はあまり駆使していませんが・・・。)

雨だからといって全ての場所で情緒を感じるなんて無理な話ですから、
まずは、
自分の好きな場所や景色を見ながら雨を感じてみてはいかがでしょうか。

もちろん、本物の雨じゃなくても良いかと。
雨の出てくる映画やアニメ、テレビ番組を眺めるのも良し。
雨音を聴きながらこの写真集をめくるのも良し。(笑)

そんな気持ちで今からの季節を迎えてみるのはどうでしょう。
雨のお供に、この一冊をおすすめ致します。

それでは本文よりいくつかご紹介します。

●13-14頁より
左:法然院 右:鴨川 
雨や雨の降る場面は、古典の中でも色々と語られてきました。
『枕草子』や『源氏物語』を中心に、『伊勢物語』、『和泉式部日記』などから採った和歌や一節とともに写真を配しています。
ここでは、『枕草子』より一節を採っています。
「つれづれ」という言葉が出てきますが、
確かに雨が降るとやりたいことが出来ない人が多いのかもしれません。

私の場合は雨の多い地域で育ったので、
雨音を聴きながらうたた寝するのが大好きです。
出不精なので、外には出ませんし。

時にはゆっくり時間を過ごしてみるのも良いです。

●18-19頁より
嵯峨野
これは霧雨でしょうか。
見ているだけで、細かい雨音が聴こえて、緑の匂いのする澄んだ空気が感じられそうですね。

ちなみに、
本書では「雨の名前」というページでいくつか雨の名前をご紹介しています。
そちらもぜひ。
雨の名前
(40-41頁)
●62-63頁より
左:大原 右:金戒光明寺
季節が違いますが、
雨が降るとしっとり艶っぽい景色になりますね。


●73頁より
撫子
木下長嘯子の歌を添えて。
撫子を映したとても幻想的な一枚です。

いかがでしょう。
雨に少しは興味が湧いてきましたでしょうか。

ちなみに、
写真集以外ですと
私が雨で思いつくのは新海誠さんの『言の葉の庭』というアニメーションです。
冒頭からその映像美に目を奪われます。
「息を呑む」ということは、こういうことを言うのか、と。
学生時代からファンですが、この作品で惚れ直してしまいました。
雨がテーマの一つで、改めて自然の美しさを捉えなおすことができる作品です。

あとは『リトル・フォレスト』という橋本愛さん主演の映画でしょうか。
夏・秋編と冬・春編に分かれているのですが、
自然の中で生きる姿がとても清々しいです。
雨だけでなく、自然現象のひとつひとつが愛おしくなる作品です。


さて、次はこちら。

『京都青もみじ』写真:水野克比古先生
楓の新緑の美しさを「青もみじ」と呼んで、その色彩の美しさを捉えた写真集です。
青もみじは京都の社寺によく映えます。

●11頁より
高桐院 参道
何度も言いますが、私は道が好きです。
階段も好きです。
このように、写真の中央に配されたものだと特に。
呼ばれている気がしませんか?
しませんか。
そうですか。

●35頁より
高山寺 敷石の参道
全てが緑の光に包まれて、とても幻想的な景色です。
きっとこの敷石の上に立って空を仰ぎ見たら、カエデの葉が空を覆い尽くす綺麗な景色が見られるのでしょう。

●66頁より
圓光寺 庭園

縁側に敷かれた敷物の朱色と緑が鮮やかで、それだけで目が奪われますね。


●86頁より
高台寺 滴

『雨色の京都』つながりで、雨の滴る青もみじです。
かすかな陽光で透かされた葉も、そこから零れ落ちそうな滴の一粒一粒もとてもきれいです。

いかがでしょうか。
もみじといえば秋、だけではないのです。
青もみじもとてもきれいですよね。
その美しさに改めて気づかされる一冊です。

梅雨のジメジメと夏の暑さを思うと気落ちしますが、
自然の風景を捉えた素敵な写真集を見て、
これからの季節を楽しみに変えていきましょう。

それでは今日はこの辺で。








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